2010年6月22日火曜日

小説執筆のためのノートパソコン選び

キャッチーなタイトルだぜ。

近年ネットブックなんかの、持ち運びに便利かつ、しかも安価なノートパソコンが増えてきた。最新のCPUやビデオカードが積んであるゲーミングマシンももちろん需要があるんだろうけど、実際のところ、例えばサブマシンであればそんなん必要ないし、ネットブック程度でも必要十分な性能であることは多くある。
で、俺の中で、そうしたロースペックの持ち運び便利マッシーンの用途の一つとして小説執筆がある。最近書いてねえけど。あるんだよ。

こうしたマシンが執筆に向いている理由はいくつかあって、利点を挙げていくと、

・必要十分な機能がある
 通常執筆に利用するエディタはどんなに高機能でも普通はある程度軽快に動作する。負荷がかかっても、せいぜい変換と辞書引きくらいだろう。それはつまり、ネットができる程度のスペックがあれば十分すぎる、ということだ。最近はワープロソフトを利用する人もいるらしいけど、そういう場合は知らん。

・必要十分な機能しかない
 逆にいうとゲームやったり動画見たりするにはちょっと辛い性能しかないわけで、これは余計なことに気をとられなくて済むという利点がある。これは意外と重要なところで、スペックの低いマシンを使っている、というだけで作業に集中できたりする。具体的には、執筆中を中断してついエロ動画探しちゃったりすることが減るわけだ。

・持ち運べる
 テスト勉強中につい部屋を片付けはじめてしまって押し入れからスラムダンクを発掘。全三十一巻をそのままの勢いで読破した経験のない人はたぶんいないと思うんだけど、そうやって山王戦に感動してたらまったくお勉強してなかったヨ、みたいな状況を防ぐために、外で作業するというのはとても重要な選択。

というわけで、ネットブックは小説を書くのにはなかなかいい選択だと思うのだけど、しかし購入してみて一年半、「こういうところに気をつけて買えばよかったなー」という点がちらほら散見されてるのでメモしておく。似たような用途で購入する予定のある人は参考にするといい。ナガクボとか。
CPUやメモリなんかの、動作速度に関するスペックは度外視。正直必要ないと思う。
ちなみに俺が持っているのはeeepcの1000h-xで、これにはそこそこに満足してるけど、似たようなスペックのが今は30000~くらいで買えるみたい。


・キーピッチ
 キーボードのキーとキーの間隔のことで、コンパクトに作られているノーパソはこれが狭いことが多い。どんくらい狭くても大丈夫か、といった点は個人差があるので家電量販店で実際にさわってみたほうがいい。調べてみたところマイネットブック(1000H)は17mmだそうで、これは個人的には相当に打鍵しやすい。デスクトップのほうに戻るとちょっとタイピング速度が落ちちゃうレベル。たぶん、執筆においては最重要項目なので、拘っておきたい。IBM(今はレノボが販売)のThinkPadはキータッチの素晴らしさが有名なんで、覚えておくといいかも。

・バッテリー
 駆動時間。長い方がいい。というのも、普通の喫茶店なんかにあるコンセントを勝手に借用するのは犯罪だから。マックなんかも同様で、たまに許可してるところもあるらしいけど、そういうのが近くにある人はラッキーだと思う。ない場合、外で執筆する際は駆動時間と執筆時間がイコールになる。ノリノリで書いてるのにバッテリーが切れてきたよアッー、ということにならないためにも、長いものをチョイスするべき。節電モードとかにせずにマックスパワーで走らせてたら、たぶん公称時間より短くなるのが普通だと思うので、できたらカタログスペックで八時間くらいのものを選んでおくといいんじゃないかと思う。

・ディスプレイの解像度
 意外と重要な項目。例えばネットブックではWSVGA(1024*600)の解像度が非常にメジャーになっているけど、これで十分なのかどうかを念のため考えておく必要がある。例えば縦書きで、実際に小説として印刷した時と同じフォーマットで書きたいとしたら、多くの場合、縦が600ピクセルでは足りなくなる。1行が40字で、11ポイント(15ピクセル)のフォントを用いる場合、縦はぴったり600ピクセル。ディスプレイ全部で600ピクセルなので、文章を表示できる領域は精々が500ピクセルくらいになっちゃう。表示しきれない。やってみればわかるけど、縦書き時に縦にスクロールしながら書くのは拷問みたいなストレスがたまる。
 もちろんディスプレイそのものの大きさにもよるけど、たぶん10ポイントや9ポイントにすると相当見難いので、この解像度の場合、縦書きで40字を表示するのは諦めることになると思う。
 だから、もしこういうことをしたいのであれば、WXGA (1366x768)といった解像度のマシンを選んでおいたほうがいい。
 あと、これは特殊なケースだけど、もし吉里吉里やNScripterなんかで動かすノベルゲームを作りたい場合、この手のゲームの主流は800×600になっている。書きながら実際に画面上でどんな風に表示されるかを確かめたいのなら、WSVGAではちょっと不便(縦600なので、ウィンドウモードで動かすとゲームのタイトルバーの分だけちょっとはみ出す)であることも考えておくこと。


……とまあ、一応、上記みたいな感じのところに拘ってみると、なかなかいい執筆環境が手に入るんではないかな、と思う。満たすマシンがあるのかどうかは実際に調べてはいないんだけど。あるだろ、たぶん。あと、ちなみに注目されることが多い気がするけどあんまり拘らなくていいと思う点は以下。

・OS
 一回、Windows7のRC版をインストールしてみたけど、低スペックでもそんなに問題なく動いた。上記の要素を満たしている場合は、XPにこだわることはないんじゃないかと思う。でもVISTAはたぶん地雷。

・SSD
 起動時間はいい加減スリープで運用しろよと思うけど、SSDは文字変換も早くなるはずなので、あれば嬉しい。ただそれほど重視しなくても問題はないんじゃないか、と個人的には思う。HDDでも大した音しないし。十分な速度で動くし。


あと執筆するのに有用なソフトなんかもまとめようと思ったけど、そんなもん書いてないで小説書けよと自分でも死ぬほど思うのでとりあえず中止。上のはまあ、新しいパソコン欲しいけど買えないので、その代償行為みたいなものなんで。あれだよ、旅行行けないから卓上旅行したりする心の動きだよ。あんまり責めるなよ、俺を。

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