2010年12月27日月曜日

映画をいくつか見た

DVDとか、blu-rayで。24.1インチの俺のディスプレイだと、前者と後者の違いはよくわからん。いや、見る人が見ればわかるのかもしれんが、俺にはわからないっぽいです。幸いな気もするが、少し残念だ。比べて見ればわかるのかな。

スティング

1973年のアメリカ映画。うちの母のオールタイムベストだそうな。

詐欺師の話なのだが、脚本が異常に上手い。小説なり映画なりで物語に慣れてる人間なら、「ああ、こういう話になってくのね」と必ず予想するだろうところで、必ずそこを、ふっ、とかわしてくる。で、天才詐欺師役のポール=ニューマンが笑っちゃうくらい格好いい。

友人を殺された復讐のために、ギャングのボスから金をだまし取る話なのだけど、詐欺の手腕が見事なのと、キャラクタが魅力的なのでコメディっぽい明るい雰囲気。伊坂幸太郎は影響受けてそうだな。『グラスホッパー』にでてきた劇団とか、『陽気なギャング』とか、たぶんこの映画から着想得てるんだろう。

ブレードランナー

1982年のアメリカ映画。ディックのクソ有名なSF小説の映画化。

『アトム』みたいなクリーンで洗練された未来じゃなくて、入り交じった雑多な文化と環境汚染となんかが支配する、退廃的で陰鬱な未来像を描いてる。二十八年も前だとすげえ斬新だったのかもしれん。

が、さすがに今観て強烈なインパクトのあるような映像美じゃないし、話もいまいちピンとこないしで、正直よくわからんかった。

小学生の時にFF7の「ミッドガル」を見た時のドキドキとかを感じながら観るのが正しい見方なのかもしれない。原作の小説は結構楽しんで読んだ記憶があるんだけど、ちょっと残念だった。

スカイ・クロラ

2008年のアニメ映画。森博嗣原作で、押井守監督。年代がぐっと最近になったな。突然。

これを観る前に実は『パトレイバー2』も観てて、そっちはなんか全然わからなかったのですよ。凄い評価されてる話なのは知ってたし、俺の友人も(特別勧めるような口調でもなかったが)「普通に面白い」つってたし、伊藤計劃が『ダークナイト』の感想の時に「こんだけ自分の魂にぴったり来るのは『パトレイバー2』以来」とかいう持ちあげ方をしてた。にも関わらず、あれ、ってくらいわからない。俺にセンスがないのか前提になる知識がないのか集中力が欠けてるのか、もう読み取れないのなんのって。

で、『スカイ・クロラ』はamazonのレビューを見るに「難解な話」とか「退屈」とかいわれてたんで(原作も、まあ、似たような感想がある)、もう観る前から「どうせ訳わかんねえだろう」と思って観たんだけど、こっちは凄え面白かった。なんで。

年を取らない子供が、なんで戦っているのかも、誰と戦っているのかもよくわからないままに、「ショー」としての戦争を続けている世界の話。

単純に主人公たちが少年少女だからなんだろうか。『パトレイバー』観てた時の、世代が違うなー、っていう疎外感が全然ない。若いもんに向けて書いてるんだろう、っていうのがびしばし来る優しい話だった。原作とはテイストが掠りもしないくらい違うんだけど、個人的にはこっちのほうが好きだなあ。(つーか、あれ? レビュー見ると、冷酷で淡々とした感じの空気感って感じてる人が多数派なのか……? 暖かい目線とか思いながら観てた。なんか間違ったか俺)

最近のだけあって、映像もぞくぞくするほど綺麗。これは何度か観たいなあ、買うかなあと思ったけど高いよ。amazonのレビューでも内容に関するものより値段に対する文句のほうが多いくらい。

amazon.ukで£9.24(1200円くらい)なんだけど、これって普通に買って普通に観られるのかなあ。

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